「青色」の作り方徹底解説!絵の具や色材で理想の色を調合するテクニック

 

空や海、広がる宇宙を思わせる「青」。一言で「青」といっても、澄んだ水色から深みのある紺色、鮮やかなターコイズブルーまで、そのバリエーションは無限大ですよね。絵を描いたり、DIYで色を塗ったりするときに、「この青じゃないんだよな…」と悩んだ経験はありませんか?

この記事では、絵の具や様々な色材を使って、あなたのイメージ通りの「青」を作り出すための調合テクニックを分かりやすく解説します。基本の青から、ニュアンスのある青、さらには色々な青のイメージまで、青の魅力を最大限に引き出す方法を一緒に探っていきましょう!


「青」の基本を知ろう:色材と混色のルール

まずは、青色を調合する上で知っておきたい色の基本ルールです。

色の三原色と青

絵の具やインクなどの「色材」の場合、色の三原色は**シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)**です。これら3つの色を混ぜ合わせることで、理論上はすべての色を作り出すことができます。

青色の場合は、主に「シアン」が基本となります。

混色の基本ルール

  • 青を薄くする: 青にを混ぜると、明るい水色やスカイブルーになります。白の量が増えるほど、色は薄く、明るくなります。
  • 青を濃くする: 青にを少量混ぜると、深みのある濃い青や紺色になります。ただし、黒を混ぜすぎると、色がくすんでしまうことがあるので注意が必要です。
  • 他の色を混ぜてニュアンスを出す: 青に赤や黄など他の色を混ぜることで、様々な色味の青を作り出せます。

さまざまな「青」を作り出す調合テクニック

ここからは、具体的な青の調合方法を見ていきましょう。

1. 基本の「青」:コバルトブルー、ウルトラマリン、プルシアンブルー

絵の具や塗料には、すでに様々な「青」が用意されています。まずは、これらの基本の青を知ることが大切です。

  • コバルトブルー: 澄んだ空のような、明るく鮮やかな青。濁りが少なく、爽やかな印象を与えます。
  • ウルトラマリン(群青色): 赤みを含んだ深みのある青。夜空や宇宙のような、落ち着いた雰囲気を表現できます。
  • プルシアンブルー(紺青): 緑みを含んだ、非常に濃く暗い青。制服や深海のような、力強い印象を与えます。

これらの青をベースに、他の色を混ぜて調整していきます。

2. 明るい青を作る:水色、スカイブルー

青を明るくしたい場合は、「」を混ぜます。

  • 水色: 「基本の青(コバルトブルーなどがおすすめ)」に「」を混ぜます。白の量を増やすほど明るく薄い水色になります。
  • スカイブルー(空色): コバルトブルーのような明るい青をベースに、さらに少量の白を混ぜて、より澄んだ空の色に近づけます。

3. 暗い青を作る:紺色、ディープブルー

青を暗くしたい場合は、「」を少量、または「濃い青」と「赤茶色」などを混ぜて深みを出します。

  • 紺色: 「プルシアンブルー」のような濃い青をベースに、さらに「」をほんの少し混ぜると、より引き締まった紺色になります。黒を入れすぎると、濁って暗くなりすぎるので注意しましょう。
    • もう一つの方法として、「ウルトラマリン」に「バーントアンバー(赤茶色)」を少量ずつ混ぜていくと、深みのある独自の紺色を作ることができます。
  • ディープブルー(深青): ウルトラマリンに黒を少量混ぜたり、プルシアンブルーにさらに深い紫を少し加えたりすると、深海のような色合いが出せます。

4. 緑がかった青を作る:ターコイズ、ピーコックブルー

青に「」または「」を混ぜると、緑がかった青になります。

  • ターコイズブルー: 「コバルトブルー」や「シアン」に「」を少量ずつ混ぜていきます。黄の量で緑みの強さを調整できます。
  • ピーコックブルー(孔雀青): 「コバルトブルー」に「」を少量混ぜると、鮮やかな孔雀の羽のような青になります。

5. 紫がかった青を作る:インディゴ、ロイヤルブルー

青に「」または「」を混ぜると、紫がかった青になります。

  • インディゴ(藍色): 「プルシアンブルー」などの濃い青に「」を少量混ぜると、深みのある藍色になります。赤の量を調整することで、紫みの強さを変えられます。
  • ロイヤルブルー: 「コバルトブルー」や「ウルトラマリン」に「マゼンタ(赤紫)」または「」を少量加えると、気品のある鮮やかな青になります。

理想の青を調合するためのヒント

より理想の青を作り出すために、いくつかコツがあります。

  1. 少量ずつ混ぜる: 色材は、一度に大量に混ぜると元に戻せません。まずは少量を混ぜてみて、少しずつ色を足していくのが失敗しないコツです。特に、黒や濃い色は少量でも大きく色が変わるので注意しましょう。
  2. 乾いた時の色を確認する: 絵の具や塗料は、乾くと色が変化する場合があります。特に水彩絵の具などは、乾くとワントーン暗くなることが多いです。試し塗りをして、乾いた時の色を確認する習慣をつけましょう。
  3. 光の当たり方で色が変わる: 同じ青でも、光の当たり方や周囲の色によって見え方が変わります。実際に使用する環境で色を確認することも大切です。
  4. 絵の具のメーカーや種類による違い: 同じ「コバルトブルー」でも、メーカーや油絵の具、水彩絵の具、アクリル絵の具といった種類によって、発色や混ざりやすさが異なります。色材の特性を理解して使いこなしましょう。

まとめ:青の無限の可能性を楽しもう!

青色は、私たちの心を落ち着かせたり、想像力を掻き立てたりする、とても魅力的な色です。絵の具や塗料、様々な色材を使って理想の青を調合する作業は、まるで魔法のよう。

  • **基本の青(コバルト、ウルトラマリン、プルシアン)**を知り、
  • 白や黒、赤、黄などを少量ずつ混ぜることで、
  • 明るい水色から深い紺色、鮮やかなターコイズやロイヤルブルーまで、無限のバリエーションを作り出せます。

ぜひこの記事を参考に、あなただけの特別な「青」を見つけて、作品作りや日々の生活を彩ってみてくださいね。青色の奥深さと、調合する楽しさにきっと夢中になるはずです!

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